(ブルームバーグ): 大手米銀のバンク・オブ・アメリカ(BofA)は、競合他社に引き抜かれる恐れのある従業員を報酬で慰留するのに十分な資本を生み出していると、ブライアン・モイニハン最高経営責任者(CEO)が語った。ウォール街では人材争奪戦が展開している。

  モイニハンCEOは同社主催の金融業界幹部会合で、「人材獲得競争には勝たなければならない。われわれは勝つ」と言明。BofAの離職率は過去10年で最低だった2019年と同程度だとし、「当行には十分な資本がある」と述べた。

  BofAは若手アナリストの給料を業界で最初に引き上げた銀行。8月にはグローバル・コーポレート・アンド・インベストメント・バンキング(GCIB)、マーケッツ、調査の各部門でアナリストの初年度基本給を9万5000ドルから10万ドルに引き上げた。

  同行は10年余りで最大規模となる経営陣刷新を最近発表した。この発表以降で初めて公の場に姿を現したモイニハン氏は、「この会社で何年も共に働いた優秀なチームだ」と新たな経営陣をたたえ、「今後10年かそれ以上」BofAを率いることになると語った。

 

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