(ブルームバーグ): 27日のロンドン金属取引所(LME)でニッケルとスズ相場は急落。中国の電力危機が工場から住民にも広がり、サプライチェーンや需要、景気回復へのリスクが高まった。

  中国北部の一部の省で住民は既に停電に対処しており、信号の停電で少なくとも1つの主要都市で道路に混乱が生じている。これは同国の電力危機がいかに急速に拡大しているかを示しており、景気減速や世界的なサプライチェーンの混乱に加え、社会不安のリスクも高まっている。

恒大問題で揺れる中国経済、電力不足が次の危機に発展も−生産抑制で

  LMEのニッケル相場は2.3%安の1トン=1万8946ドルで終了。スズは3.9%安の3万5100ドルと、先週付けた過去最高値から値下がりした。

  アルミニウムは1.1%安。一方、中国当局から4回目の戦略的備蓄放出に関する発表があったにもかかわらず、銅は0.3%上昇した。国家食糧物資備蓄局は10月9日に3万トンの銅、5万トンの亜鉛、7万トンのアルミを放出すると発表した。

©2021 Bloomberg L.P.