(ブルームバーグ): 米食品医薬品局(FDA)はモデルナ製新型コロナワクチンを半分の用量でブースター(追加免疫)接種することについて、予防効果を高める上で十分と判断し、許可を出す方向に傾いている。事情に詳しい複数の関係者が匿名で語った。発表の時期は明らかになっていない。

  米ファイザーとドイツのビオンテック製ワクチンの3回目接種は既に緊急使用許可(EUA)を取得しており、モデルナ製の許可が下りれば、米政府がブースター接種をさらに推進する環境が整う見通しだ。米国で接種を完了した約1億7000万人が、モデルナ製またはファイザー・ビオンテック製のワクチンを接種している。これは接種を終えた人の92%に相当する。

米当局がファイザー製ワクチンの3回目接種認可、高齢者ら対象 (1)

  ブースターではさまざまな用量で許可が下りる可能性もある。モデルナ製ワクチンの2回目までの接種では用量が1回分100マイクログラムだった。当局への申請では、半分の用量でのブースター接種を認めるよう求めている。これにより同社はより多くの回数分を生産できる。一方、ファイザー製の用量は2回目までの1回分接種とブースターともに30マイクログラム。

  モデルナは28日夜の時点でコメントを控えた。ホワイトハウスとFDAも論評を控えた。

©2021 Bloomberg L.P.