(ブルームバーグ): コールセンター向けソフトウエアを手がける米ファイブ9の株主は、米ズーム・ビデオ・コミュニケーションズによる全て株式による買収計画を拒否した。買収合意が発表された7月から、ズームの株価は3割近く下落している。

  計画はファイブ9の株式1株当たりズーム株0.5533株を支払う内容で、7月16日のズーム株終値(361.97ドル)を基にすれば147億ドル(現行為替レートで約1兆6400億円)規模の取引となる。だが9月30日時点のズーム株終値は261.50ドルと、当時より28%安くなっている。ファイブ9買収により、ズームは競争激化の中で自社の人気会議アプリの強化を目指していた。 

  ファイブ9は30日、取引は「双方の合意に基づき取りやめになった」と発表。今後も独立した上場企業として営業を続けていくと説明した。

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