(ブルームバーグ): 独ビオンテックの共同創業者、ウグル・サヒン最高経営責任者(CEO)は新型コロナウイルスワクチンのブースター(追加免疫)接種が効かず、免疫をすり抜ける新型コロナの新たな変異株が現れるとの見通しを示した上で、2022年半ばまでに新たなワクチン製法が恐らく必要になると述べた。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が報じた。

   ニュージーランドのアーダン首相は新型コロナの新規感染に歯止めがかからない同国最大の都市オークランドのロックダウン(都市封鎖)を延長した。ただ、数週間にわたり段階的に制限措置を緩和する行程表も示した。同国に加え、オーストラリアでも大都市で感染が急拡大している。

  シンガポールは新型コロナワクチン接種者であれば隔離義務を免除する「ワクチン・トラベルレーン」について、米欧を含む複数の国・地域と協議している。

  バイデン米大統領の首席医療顧問、米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)のアンソニー・ファウチ所長は米国の直近の感染拡大の波が峠を越しつつあるとの認識を示した。ただ、米国のコロナ死者は累計で70万人を超えており、さらに多くの人がワクチン接種を受けるべきだと訴えた。

  米国では2日、1日当たりのワクチン接種回数が数週間ぶりに100万回を上回った。 クレイン大統領首席補佐官がツイッターで明らかにした。ワクチン接種義務化の影響に加え、ブースター接種を受ける人が増えた。

  インドネシアの1日当たりのコロナ死者数はこの1年余りで最少となった。

  英政府は介護施設職員に対し、11月11日までにワクチン接種を受けない場合は失職する可能性があると通告しているが、ジャビド保健相はあらためて接種を呼び掛け、未接種者は別の職を探すべきだと指摘した。

  米ジョンズ・ホプキンズ大学とブルームバーグの集計データによると、世界の新型コロナ感染者数は2億3489万人を超え、死者数は480万人を上回った。ブルームバーグのワクチントラッカーによれば、世界のワクチン接種は計63億3000万回を上回った。    

(ニュージーランドやインドネシアの情報などを追加して更新します)

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