(ブルームバーグ): サウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコは、天然ガス危機がすでに石油需要を押し上げているとの見方を明らかにし、同社の生産能力増強計画をあらためて示した。

  サウジアラムコのアミン・ナセル最高経営責任者(CEO)によると、原油消費量は日量50万バレル程度増加している。石油輸出国機構(OPEC)と非加盟の主要産油国で構成する「OPECプラス」は4日、11月に供給量を日量40万バレル増やす方針を維持することで合意した。

OPECプラス、供給拡大ペース維持で合意−NY原油は急伸 

  欧州とアジアでの供給不足で天然ガスの価格が高騰。一部企業では動力源を石油に切り替えることを余儀なくされている。

  ナセル氏はエネルギー・インテリジェンス主催のフォーラムで、「需要が高まっている。特にアジアの一部の市場では天然ガスから石油へのシフトも見られている」と述べた。

  アラムコは、2027年までに石油生産能力の日量1200万バレルから1300万バレルへの増強を完了することを目指しているとナセル氏は説明した。

 

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