(ブルームバーグ): 商品指数が急伸し過去最高値を付けた。原料の需要復活と供給制約が同時に起きる中、全世界でインフレ懸念が強まっている。

  エネルギーや金属、農作物の先物23銘柄で構成されるブルームバーグ商品スポット指数は4日に1.1%高となり、2011年に記録した最高値を更新した。同指数は昨年3月に4年ぶりの安値を付けてから90%余り上昇している。

  値上がりが目立ったのは天然ガスなどのエネルギー。欧州と中国での供給不足で天然ガス価格は急上昇しており、値上がりが世界の他地域に広がる恐れがある。原油もほぼ7年ぶりの高値を付けた。石油輸出国機構(OPEC)と非加盟の主要産油国で構成する「OPECプラス」は、天然ガスの需給逼迫(ひっぱく)で発電向けの原油需要が拡大する見込みにもかかわらず、漸進的に供給量を増やす計画を維持することで合意した。

OPECプラス、供給拡大ペース維持で合意−NY原油は急伸

  主要国の経済再開で、製造業で使用されるあらゆる商品や輸送用燃料の累積需要が解き放たれる一方、新たな採鉱・原油開発が停滞しているほか、中国は農産品の在庫補充に動いており、農産品の主要輸出国が悪天候の影響を受けている。

©2021 Bloomberg L.P.