(ブルームバーグ): 米30年国債利回りが6月以来の高水準を付けた。エネルギー価格の上昇でインフレが加速するとの懸念が強まっている。

  30年債利回りは日本時間6日の取引で一時2.12%に上昇。先月1.81%まで低下した後、上昇が続いている。インフレ見通しの指標とされるブレークイーブン・レートは2.49%と5月以来の高水準となった。

  各国・地域の中央銀行が債券買い入れ縮小など金融政策の正常化に動く中で、エネルギー価格上昇が経済全体のコスト増を招くとの観測が広がり、世界の債券利回りはこの数週間、上昇傾向にある。

  TDセキュリティーズのグローバル金利戦略責任者プリヤ・ミスラ氏(ニューヨーク在勤)は最近の相場について、米金融政策を巡る予想よりもブレークイーブン・レート主導の動きとなっていると指摘。「エネルギー危機が利回り曲線に織り込まれつつある」と述べた。

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