(ブルームバーグ):

東京株式市場でTOPIXは小幅ながら9営業日続落。原油相場の反落を受けてエネルギー関連株売りと、コスト面で恩恵を受ける製造業セクターへの買いが交錯した。午後は小売株の下げが加速。業績を開示したイオンの株価が下げ幅を広げ、セブン&アイ・ホールディングスなどにも売りが波及し、株価指数を押し下げた。これまで堅調だった空運や陸運といった経済再開銘柄の下げも目立った。

市場関係者の見方

三菱UFJモルガン・スタンレー証券の藤戸則弘チーフ投資ストラテジスト

きょうは揺り戻しの動きが主流となった。株価指数の動きに方向感が出ない中で、これまで堅調だった空運や陸運といった経済再開銘柄に売りが出たTOPIXの9日続落は、政治的な期待がなくなり失望した海外投資家が日本株売りに傾いている面も大きい。自民党総裁選で革新的な河野氏が選ばれるとみて海外勢は日本株を買ってきたが、構造改革や規制緩和に踏み込めない線の細さを感じる岸田氏になり嫌気する売りが出たようだ半面、売り優勢の続いた海運や半導体、成長株は買い戻す動きになった。今後は自民党政権が衆院選を順調にやり過ごすことができれば、日本株市場にも買い安心感が生まれ、年末に向けて盛り返していくシナリオを変える必要はない

 

東証33業種

背景

6日のニューヨーク原油先物は1.9%安の1バレル=77.43ドル、この2週間で最大の値下がり米債務上限、共和党トップが妥協案−短期引き上げで当面の危機回避か中国デフォルト危機、10月15日に次のヤマ場ドル・円相場は1ドル=111円台前半で推移、前日の日本株終値時点は111円77銭

 

 

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