(ブルームバーグ):

6日の米株式相場は比較的大きな値動きの末に続伸。米債務上限問題の行き詰まりが打開される可能性が浮上し、終盤の取引で上昇に転じた。

  S&P500種株価指数とナスダック100指数は1%余り下げていたが挽回し、上昇で終了した。マコネル米共和党上院院内総務はこの日、民主党に対して11月末までの債務上限引き上げで合意する案を明らかにした。

  ウェルズ・ファーゴ・セキュリティーズのストラテジスト、アナ・ハン氏は電子メールで、共和党が債務上限問題関連の「交渉を行う意向を表明するとの新展開で、株式(そして利回り)は反発した」と指摘。「もちろん万事順調というわけでないが、注目されている各種マクロリスクの一つを短期的に後退させる」と語った。

  S&P500種は前日比0.4%高の4363.55。ダウ工業株30種平均は102.32ドル(0.3%)高の34416.99ドル。ナスダック総合指数は0.5%上昇。

  ニューヨーク時間午後4時43分現在、10年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)未満低下の1.52%。米景気見通しを見極めるムードが強い中、相場は小動きとなった。この日発表された9月の米ADP民間雇用者数は市場予想を上回る伸びとなり、金融当局が11月に資産購入の縮小に着手するとの見通しを強固にした。

  外国為替市場ではドルが上昇。連邦債務の法定上限問題を当面回避できる見込みに投資家の注目が移り始めた後も、主要10通貨の大半に対して上昇を維持した。円は債務上限関連の展開が消化されるにつれ、上げを消す展開となった。

  主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.2%上昇。同指数のインプライド・ボラティリティーは6月以来の高水準となった。ドルは対円では0.1%未満安い1ドル=111円42銭。ユーロは対ドルで0.3%安の1ユーロ=1.1558ドル。

  ニューヨーク原油先物相場は反落。米国では原油在庫の増加が明らかになった。ロシアのプーチン大統領は天然ガスの輸出量を増やす可能性を示唆し、世界のエネルギー市場安定化を支援する用意を表明。取引終盤に英紙フィナンシャル・タイムズが米戦略石油備蓄(SPR)放出の可能性を報じると、原油相場は一段安となった。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物11月限は、前日比1.50ドル(1.9%)下げて1バレル=77.43ドルで引けた。この2週間で最大の値下がりとなった。ロンドンICEの北海ブレント12月限は1.48ドル安の81.08ドル。

  ニューヨーク金相場は方向感の定まらない取引で小反発となった。コメルツ銀行のアナリスト、カーステン・フリッチュ氏はドル一段高と米国債利回りの上昇が金への向かい風になっていると指摘した。8日に9月の米雇用統計が発表されるまでは、小幅な値動きが続くとみられている。

  ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は、前日比90セント(0.1%)高の1オンス=1761.80ドルで終えた。

Dollar Holds Gain, Yen Pares Amid Debt-Ceiling Hope: Inside G-10(抜粋)

Oil Sinks by Most in Two Weeks With Supply Concerns Easing(抜粋)

Gold Wavers With Dollar Gaining as Traders Weigh Growth Outlook(抜粋)

(市場関係者のコメントなどを追加、相場を更新します)

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