(ブルームバーグ): ドイツの景気に対する投資家の信頼感は5カ月連続で低下した。世界的な供給障害やインフレ高進がドイツ経済の回復を圧迫している証拠がまた表れた。

  ドイツの欧州経済研究センター(ZEW)が12日発表した10月の景気期待指数は22.3と、前月の26.5から低下。新型コロナウイルス対策のロックダウン(都市封鎖)が昨年導入されて以降で最低となった。ユーロ圏の期待指数、ドイツとユーロ圏の現状指数もそれぞれ悪化した。

10月のドイツZEW調査:景況感指数(表)

  ZEWのバンバッハ所長は10月の指数悪化について「原材料と中間財の供給障害の長期化が主な原因」だと発表文で指摘。「金融市場の専門家は、自動車製造や化学、製薬など輸出指向型の業界で利益が減少すると見込んでいる」と記した。

  最近の調査では、急騰する物価に消費者が警戒感を強める中で、サービス業も軟化しつつあることが示唆されている。ドイツのインフレ率は9月に約30年ぶりの高水準に達した。

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