(ブルームバーグ): 英スタンダードチャータードのウィリアム・ウィンターズ最高経営責任者(CEO)は12日、中国の不動産開発会社、中国恒大集団を巡る動揺がシステミック危機に至ることを中国政府は容認しないとの見解を明らかにした。

  ウィンターズCEOは、ロンドンでブルームバーグテレビジョンとのインタビューに応じ、「(中国の)不動産セクターへの懸念されるエクスポージャー」はないとした上で、「今が中国にとって何かリーマンのような瞬間だというこの考えだが、中国が率直にそれほど愚かとは思わない」と語った。

  同CEOは中国経済が5%程度の成長軌道に引き続き乗っており、テクノロジー企業への当局の最近の締め付けも「業種を問わず無差別攻撃を行っているわけではない」と述べ、銀行セクターへの影響はほとんどない見通しだと発言した。

  ウィンターズ氏は最近の物価動向については、「インフレ圧力は一時的だと考えているが、かなり強い経済と容易に解消されない他のディスロケーションの下で高まりつつある構造的な賃金圧力もうかがえる」と分析。「今の市場は金利に非常に敏感になっている」との認識も示した。  

(CEOの発言内容を追加して更新します)

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