(ブルームバーグ): 米アマゾン・ドット・コムが、ボーイングとエアバスの長距離飛行が可能な中古貨物機を物色している。事情に詳しい関係者が明らかにした。商品の国際輸送を自ら手掛けるアマゾンの野心をあらためて裏付ける形になる。

  内部情報であることを理由に匿名を条件に話した関係者によれば、アマゾンが求めているのは現在運航している中では双発旅客機として最大級のボーイング777ー300ERの改造貨物機、エアバスの広胴機A330−300の貨物転用機。アマゾンで5年間にわたり空輸の中心を担ってきた中型機のボーイング767に比べ、両モデルは大型だ。

  ボーイング777の改造型なら中国などから直接商品を輸入できると関係者は話す。米ユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)やフェデックスとの競争激化につながりそうだ。ボーイング777ー300ERの改造貨物機は来年投入の計画で、既存の同社製貨物機よりも積載量が25%多い。関係者によると、アマゾンが求めている機材の数は不明。エアバスA330−300については、10機を模索しているという。

  アマゾンが機材をどこで確保するのかや、購入なのかリースなのかは分かっていない。同社はコメントを控えた。

©2021 Bloomberg L.P.