(ブルームバーグ): 天然ガスや石炭に比べて原油が安定しているのは、石油輸出国機構(OPEC)と非加盟の主要産油国で構成する「OPECプラス」がうまく需給バランスを取っていることを裏付けている−。サウジアラビアとロシアのエネルギー担当相がそう自賛した。

  サウジのアブドルアジズ・エネルギー相は14日、原油価格がバレル当たり80ドルを超えて3年ぶり高値となったが、天然ガスや石炭価格の変動とは比べものにならないと語った。同相はトレーダーや米政府からも原油供給量の引き上げを求める声が上がっているが、OPECプラスは漸進的な引き上げを維持するべきだとあらためて述べた。

  アブドルアジズ氏はロシア・エネルギー・ウィーク会議に出席し、「われわれは素晴らしい成果を上げた」と主張。「ガス市場や石炭市場、その他エネルギー市場は規制当局が必要だ。今回の状況は、OPECが行ったきた対応が他でも取り入れられるべきであることを示している」と続けた。

  アジアや欧州のガス先物価格は6月末から150%余り値上がりし、石炭価格は2倍に跳ね上がった。一方、北海ブレント原油は12%の上昇にとどまっている。

  同じ会議に出席したロシアのエネルギー政策担当ノバク副首相は「ガス市場と違い、原油市場はより予測可能になり、市場参加者にとって一段と理解しやすくなっている」と指摘、「今の価格と現在の需給バランスは実情を反映している」と述べた。

 

(抜粋)

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