(ブルームバーグ):

中国で不動産開発大手、中国恒大集団が期日を過ぎたドル建て債利払いを今週履行するかどうか投資家の注目が集まる中、同業の新力控股集団が一部債務のデフォルト(債務不履行)に陥った。

  新力が18日期日のドル建て債2億5000万ドル(約285億円)相当の利払いと償還を怠ったのを受け、米格付け会社S&Pグローバル・レーティングは同社の格付けを「CC」から「選択的デフォルト(SD)」に引き下げた。19日の発表資料で明らかにした。

  新力は今月、ドル建て債の償還ができるとは見込んでおらず、その他2銘柄でクロスデフォルトを招く恐れがあると警告していた。同業の花様年控股(ファンタジア・ホールディングス・グループ)も今月早くにデフォルトに陥っている。中国当局が不動産業界のレバレッジ抑制やバブル防止を目指す中、不動産市場は恒大危機で大きく揺さぶられている。

  恒大は複数のドル建て債で30日間の利払い猶予期間が今週終わることから、デフォルト観測が強まっている。

 

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