(ブルームバーグ):

電気自動車(EV)メーカー、米テスラの株価が25日の米株式市場で大きく上昇し、時価総額が1兆ドル(約114兆円)以上のエリート企業の仲間入りを果たした。世界的なEVへのシフト加速を背景に株価が急上昇している。

  世界の電気自動車販売で首位のセダン「モデル3」を手掛けるテスラは2010年6月の株式上場以来わずか11年で時価総額1兆ドルに到達。この大台を達成したスピードはフェイスブックに次ぐ2番目となった。フェイスブックは過去2カ月に売られたため、現在は1兆ドルを下回る水準にある。他に時価総額が1兆ドルの大台を超えている米上場企業はアップル、マイクロソフト、アルファベット、アマゾン・ドット・コムの4社。  

  テスラ株は25日、前週末比13%高の1024.86ドルで終了。3月9日以来の大幅高で、上場来高値を更新した。10月21日時点の発行済み株式数に基づく時価総額は1兆ドルを超えた。

  モルガン・スタンレーのアナリスト、アダム・ジョナス氏は25日付のリポートで、テスラがEV製造やバッテリーなどのリーダーで「長期的に自動車やエネルギー分野のチャンピオンになれる技術やビジネスを手掛けている」と指摘。テスラ株には1200ドルの価値があると考えるものの、短期的にそうした水準に値上がりする見通しは持っていないとも述べた。

  テスラでは今月に入ってから力強い決算や出荷実績のほか、米レンタカー会社ハーツ・グローバル・ホールディングスによるテスラ車発注、9月欧州販売台数でのモデル3の首位獲得など強材料が相次ぎ、株高に寄与した。

(終値に更新し、アナリストのコメントを追加します)

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