(ブルームバーグ): 英国は、政府の借り入れが予測を下回っていることから、今年度の国債発行額を直近の見通しから約10%下方修正するもようだ。

  ブルームバーグが調査したプライマリーディーラー(政府証券公認ディーラー)13社のアナリスト予測中央値によれば、2022会計年度(21年4月−22年3月)の国債発行額は2196億ポンド(約34兆3000億円)となる。

  これは英債務管理庁(DMO)が今年4月に発表した見通し(2526億ポンド)から330億ポンドの引き下げとなる。政府が3月に発表した当初の計画では2959億ポンドが見込まれていた。アナリストの予想レンジは2000億−2326億ポンド。

 

  英国は4月にも国債発行予定額を大きく引き下げ、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)の最中にあっても債務抑制の取り組みを続けていた。発行額の減額は目先で英国債の価格を押し上げ、年内に見込まれるイングランド銀行(英中央銀行)の資産購入終了などの影響の一部を緩和する公算が大きいと、ストラテジストは指摘する。

  4−9月の借り入れはDMOの見通しを約30%下回った。パンデミックがもたらす不確実性によって、通常のモデルを用いた予測が困難になっている。

 

©2021 Bloomberg L.P.