(ブルームバーグ):

1日の米株式相場は続伸し、主要指数がそろって最高値を更新した。ISM製造業景況指数は失望を招く内容となったが、堅調な企業業績が相場を支えた。

  S&P500種株価指数は日中を通してもみ合いだったが、エネルギー株や一般消費財銘柄を中心にプラス圏に浮上。ダウ工業株30種平均は一時、初めて3万6000ドルを上回った。小型株で構成するラッセル2000種指数は2.7%値上がり。ゲームストップやAMCエンターテインメント・ホールディングスなど個人投資家が選好する銘柄で構成するバスケットは8月下旬以来の大幅高となった。

  S&P500種は前週末比0.2%高の4613.67。ダウ平均は94.28ドル(0.3%)高の35913.84ドル。ナスダック総合指数は0.6%上昇。

  S&P500種の構成銘柄では、これまでに7−9月期決算を発表した企業の80%余りが市場予想を上回った。

米ISM製造業景況指数、10月は60.8に低下−供給障害が長引く (1)

  UBSアセット・マネジメントの資産配分責任者エバン・ブラウン氏は、「いつも通り、懸念要因には事欠かない」と指摘。「株式相場は『懸念の壁』を登っているといったところだ。景気は健全さを増しているとの確信が強まるにつれ、一段のローテーションが進むと当社では見込んでいる。物色先はグロース株からバリュー銘柄に移るだろう」と述べた。

  米国債相場は下落。ニューヨーク時間午後4時52分現在、10年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の1.56%。

  外国為替市場では、ドルが主要10通貨の大半に対して下落。日中は株式相場が一進一退となる中、ドルももみ合いの展開だった。円も安い。衆議院選挙で自民党が絶対安定多数を維持したことから、リスクテーク意欲が強まった。スイス・フランは同国のインフレ指標発表を2日に控え、対ユーロで続伸した。

  ブラウン・ブラザーズ・ハリマンのウィン・シン、イラン・ソロット両氏は「選挙が終わり、市場にとって好ましい結果だったとみられる中、日本の資産市場は最近のトレンドに戻る可能性が高い。つまり、株高・円安、日本国債利回りの若干の上昇だ」とリポートで指摘した。

  主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.1%未満の低下。ニューヨーク時間午後4時53分現在、ドルは対円では0.1%高い1ドル=114円01銭。ユーロは対ドルで0.4%高の1ユーロ=1.1607ドル。

  ニューヨーク原油先物相場は続伸。ただオクラホマ州クッシングの貯蔵施設で原油在庫が予想外に増加したことが示され、上げ幅を縮小した。ウッド・マッケンジーのデータを複数のトレーダーが確認したところによると、同施設での在庫は10月26−29日に約85万2000バレル増えた。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物12月限は、前週末比48セント(0.6%)高の1バレル=84.05ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント1月限は99セント高の84.71ドル。

  ニューヨーク金相場は上昇。ドル指数が上げを失ったことが背景にある。トレーダーは金融政策やインフレに関する手掛かりを求め、米連邦公開市場委員会(FOMC)や他の中央銀行が今週開く会合を待ち構えている。

  金スポット価格はニューヨーク時間午後3時15分現在、0.5%高の1791.53ドル。前週末は0.9%安だった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は前週末比0.7%高の1オンス=1795.80ドルで終了。

Treasuries Bear-Steepen, End Off Lows as Stocks Pare Advance(抜粋)

Franc Continues Climb, Dollar Seesaws With Stocks: Inside G-10(抜粋)

Oil Rally Cools on Unexpected Supply Rise at U.S. Storage Hub(抜粋)

Gold Advances as Traders Await Key Central Bank Meetings(抜粋)

(相場を更新し、市場関係者のコメントを追加します)

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