(ブルームバーグ): 債務危機にある中国の不動産開発会社、中国恒大集団は6日に再び重大な支払期限を迎える。資金繰り難に見舞われている同業界全体では月内に20億ドル(約2280億円)余りの支払いが控えている。

  恒大の子会社の景程は2本のドル建て債のクーポン、計8250万ドルを6日に支払う必要がある。恒大のドル建て債の保有者は先週、遅れていた利払いを猶予期限切れぎりぎりで受け取り、恒大はデフォルト(債務不履行)宣言を回避したが、今月は支払いが遅れている別の1億4800万ドルの利払いで猶予期間が終了する。

  中国のジャンク級(投機的格付け)ドル建て債の利回りは10月に急上昇し一時20%に達した。信用不安の中で借り換えはほぼ不可能な状況だが、ブルームバーグがまとめたデータによれば、本土債とドル建て債を合わせて11月に支払いが必要な額は20億ドルを超える。先月は少なくとも4社がデフォルトし、中国恒大は2回、ぎりぎりでデフォルトを回避した。 

  11月は6日の景程の計8250万ドルのクーポン支払期限のほか、中国恒大の6890万ドル、4250万ドル、3675万ドルの利払いの猶予期間がいずれも10日に終了。

  社債がディストレスト債の水準にある陽光城集団は傘下の陽光城嘉世国際などのクーポン支払いが10日と12日、17日にある。陽光城集団の人民元建て債6億300万元(約107億円)は19日が償還日。

  格下げが相次ぎ苦境にある佳兆業集団は11日と12日にクーポン支払いがある。

中国不動産業界、佳兆業が懸念材料に急浮上−格下げで株価と社債下落

 

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