(ブルームバーグ): 東京株式市場は続落。前週末に決算や業績見通しを発表した機械や自動車関連を中心に売りが広がり、指数を押し下げた。部品供給への懸念が残った。米ファイザーが開発中の新型コロナウイルス感染症用飲み薬が高い効果を示したとの治験結果を受け、後れを取った国内の医薬品株が下落した。一方、堅調な米雇用統計から経済正常化が期待され、空運や海運株は値を上げた。

市場関係者の見方

楽天証券経済研究所の土信田雅之シニアマーケットアナリスト

機械や自動車は半導体や部品不足の影響を大きく受けたが、これが最悪期なのか見極めたい投資家が多い。日本の企業はもともと強気の見方を示さないため出遅れ感が見られる指数寄与度の大きいソフトバンクグループの決算を取引終了後に控えていることや週末に株価指数オプション11月限の特別清算値(SQ)算出があるため積極的に買いを入れにくい状況医薬品ではこれまで新型コロナワクチン開発企業が勝ち組だったが、経口薬の開発進展で選手交代が始まる

東証33業種

背景

米雇用者数、予想上回る53.1万人増に加速−失業率4.6%に低下 ファイザー、米でコロナ治療薬の緊急使用申請へ−「圧倒的効果」【米国市況】株またも最高値更新、景気回復に期待−国債利回りは低下ニューヨーク原油先物は反発、サウジが輸出向け販売価格引き上げー3.1%高の1バレル=81.27ドルドル・円相場は1ドル=113円台半ばで推移、前営業日の日本株終値時点は113円65銭

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