(ブルームバーグ): 暗号資産(仮想通貨)市場の時価総額が3兆ドル(約340兆円)を超えた。

  誕生から10年余りの市場だが、規模は既に2020年末の水準の約4倍に膨らんだ。「ビットコイン」など広く認知されたトークンの保有に投資家が慣れたほか、「イーサリアム」「ソラナ」といったネットワークのアップグレードが続き、新たな機能も加わった。分散型金融(DeFi)や非代替性トークン(NFT)の可能性に対する関心も高まっており、「ドージコイン」「シバイヌ」といったミームコインも引き続き注目を集めている。

  コインゲッコーの価格データによると、暗号資産市場全体の時価総額は米東部時間8日午前9時54分(日本時間午後11時54分)時点で3兆3000億ドル。それぞれ3番目、4番目の規模のトークンであるバイナンス・コインとソラナは過去7日間で20%余り上昇した。上位7位全てがこの1週間で値上がりした。

  ビットコインは8日に一時5.6%上昇し6万6414ドルを付け、6万7000ドル前後の最高値に接近した。イーサは一時3%高の4768ドルと最高値を更新した。

  この日の株式市場では暗号資産関連銘柄が買われ、マラソン・デジタル・ホールディングスは一時21%、ライオット・ブロックチェーンは一時20%上昇。決算発表を翌日に控えた米最大の暗号資産交換業者コインベース・グローバルは一時7.8%高となった。

  暗号資産は不安定なことでも知られる。ビットコインは前回高値水準を付けた後、数千ドル下落。これまで多くの調整を経て、半値以下となる下げ局面もあった。他の暗号資産はさらに不安定で、ミームコインは時として激しい値動きに見舞われる。また、暗号資産に関連する詐欺やハッキングも起きている。

 

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