(ブルームバーグ): 10月の米生産者物価指数(PPI)は伸びが前月から加速した。財の価格上昇が主因。インフレ圧力が根強いことへの懸念が強まりそうだ。

  総合PPI上昇分の6割余りは財に起因する。ガソリンなどエネルギーコストの上昇を背景に、財の価格は1.2%上昇した。一方、サービスコストは2カ月連続で0.2%上昇にとどまった。証券仲介・投資顧問のコストがさらに低下したことを反映した。

  輸送のボトルネックや原材料不足、労働コスト上昇が過去数カ月に経済全般での価格急騰につながったことを今回の統計は浮き彫りにしている。トラック貨物輸送のコストは2.5%上昇と、過去最大の伸びを記録した。

  サプライチェーンの問題が来年も続くと予想される中、生産者レベルでの持続的な価格上昇は今後数カ月のさらなる消費者物価高を予兆している。

  エネルギー価格は4.8%上昇で、3月以来の高い伸び。一方、食品価格は0.1%低下し、3カ月ぶりのマイナスとなった。

  食品とエネルギー、貿易サービスを除くPPIは前月比0.4%上昇。前年同月比では6.2%上昇した。最も変動の大きい要素を取り除いていることから、一部のエコノミストはこの指標を重視している。

  統計の詳細は表をご覧ください。

(統計の詳細を追加し、更新します)

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