(ブルームバーグ): 9日の米株式相場は反落。主要指数は最高値から下げ、S&P500種株価指数は2017年以来の最長となる連騰がストップした。米国債は急伸した。

  S&P500種は9営業日ぶりに下落。10年債利回りが7週間ぶり低水準となる中、金融株への売り圧力が強まった。テスラは12%安。著名投資家マイケル・バーリ氏のツイート報道に反応した。通期見通しを下方修正したペイパル・ホールディングスも安い。一方、ゼネラル・エレクトリック(GE)は上昇。3社への会社分割を発表した。

テスラ株が急落、一時8カ月ぶり大幅安−バーリ氏ツイート報道に反応

GE、事業別に3社分割へ−コングロマリットの歴史に終止符 

  S&P500種は前日比0.4%安の4685.25。ダウ工業株30種平均は112.24ドル(0.3%)安の36319.98ドル。ナスダック総合指数は0.6%低下。

  Eトレード・ファイナンシャルの投資戦略担当マネジングディレクター、マイク・ローウェンガート氏は「物価上昇圧力が大きくのしかかっているのは間違いない」と指摘。「米生産者物価の数字にサプライズはなかったが、インフレが少しも和らいでいないというのはやや残念だと捉えられよう」と述べた。

米生産者物価指数、10月は伸び加速−高インフレ傾向が続く 

  米国債相場は長期債中心に上昇。ショートポジションの巻き戻しなどで上げ足を速めた。ニューヨーク時間午後4時17分現在、10年債利回りは5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.44%。

  外国為替市場では円が上昇し、対ドルで約1カ月ぶりの高値。8月半ば以来で最長の4日続伸となった。米連邦準備制度理事会(FRB)の次期議長指名を巡る不透明感が意識された。

  ニューヨーク時間午後4時18分現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.1%低下。ドルは対円で0.3%安の1ドル=112円88銭。ユーロは対ドルで0.1%高の1ユーロ=1.1595ドル。

  ニューヨーク原油先物相場は続伸。米エネルギー情報局(EIA)のリポートで来年には供給過剰になるとの見通しが示されたことを受けて、バイデン政権が戦略石油備蓄(SPR)を放出するとの見方が後退した。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物12月限は前日比2.22ドル(2.7%)高の1バレル=84.15ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント1月限は1.35ドル高の84.78ドル。 

  ニューヨーク金相場は上昇。スポット相場は2カ月ぶりの高値付近を維持した。国債利回りの低下が支えとなった。10日には米国と中国の消費者物価指数(CPI)発表を控えている。

  スポット価格はニューヨーク時間午後2時33分までに、前日比0.3%高の1オンス=1829.36ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は0.2%高の1830.80ドルで終了した。

Bond Rally Drags 30-Year U.S. Yield to Lowest Level Since July(抜粋)

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