(ブルームバーグ): 中国の不動産開発会社、花様年控股集団(ファンタジア・ホールディングス・グループ)の株価は10日の香港市場で一時52%安と急落した。同社は予想外のデフォルト(債務不履行)後、株式は6週間にわたり取引が停止されていた。

中国不動産の花様年、10日からの同社株の取引再開申請−社債不履行後

中国不動産の花様年、株価50%下落−1カ月余りに及ぶ売買停止明け

  業界大手の中国恒大集団は、3本のドル建て債のクーポン1億4810万ドル(約170億円)を期日に支払わず、デフォルト(債務不履行)宣言されるまでの30日間の猶予期間が10日に終了する。

中国恒大、最大の正念場−170億円の利払い不履行で猶予期限迫る

  中国紙、証券時報は、中国不動産企業による国内での債券発行に関連する政策が緩和される可能性があり、開発業者は近く銀行間市場で発行を始める見通しだと、債券市場関係者を引用して報じた。

中国不動産開発企業の債券発行、規則緩和も−証券時報

  この報道でセンチメントが改善し、クレジットトレーダーらによれば中国の投資不適格(ジャンク)級ドル建て債は10日午前に額面1ドルに対し一時2セント上昇した。

  また、中国恒大の電気自動車(EV)部門、中国恒大新能源汽車集団はトップアッププレースメント方式の増資を通じ1億7480万株を1株2.86香港ドルで発行する契約を結んだ。1株当たりの発行価格は9日終値(3.57香港ドル)を約20%下回る。

中国恒大のEV部門、5億香港ドル調達へ−新株発行

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