(ブルームバーグ): 10日の米株市場で、米電気自動車(EV)メーカー、テスラの株価が反発。週初2営業日の急落に伴い時価総額が1兆ドル(約114兆円)を一時的に下回った後、押し目買いが入った。

  テスラの株価は前日まで3営業日続落し、時価総額は一時2000億ドル余り目減りしていたが、10日は4.3%高の1067.95ドルで終了した。フィデリティのリテールブローカレッジ・プラットフォームでは、上場初日の米EVメーカー、リビアン・オートモーティブ以外では最も買われた。

  10月発表の7−9月(第3四半期)決算の好調や米レンタカー会社ハーツ・グローバル・ホールディングスからの大量受注を好感した株価の急上昇は、イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が保有するテスラ株の10%放出への懸念や悪材料となるニュースが続いたことで中断した。

  ただ、ウェドブッシュ・セキュリティーズのアナリスト、ダニエル・アイブス氏は最近のテスラ株急落について、マスク氏の保有株放出のニュースへの「過剰反応」だと指摘し、「基本的に言えば、このEVの採用曲線を内外で次のレベルに推進する最前線に引き続きテスラはいる」との見解を示した。

 

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