(ブルームバーグ): 電気自動車(EV)メーカーの米リビアン・オートモーティブの株式時価総額は、新規株式公開(IPO)の2日後に1000億ドル(約11兆4000億円)を超えた。

  同業大手テスラに匹敵するとの期待感が背景にあるが、大きな違いがある。テスラが2010年に株式公開した際、イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は9300万ドルの売上高を開示。損失はリビアンが今年前半に計上した10億ドルよりはるかに少なかった。さらに、テスラのIPO時の時価総額は約20億ドルで、2020年までは900億ドルに達していなかった。

  それから11年後に上場したリビアンは、これまでに顧客に納車したEVがほんのわずかにすぎないものの、時価総額では世界の自動車メーカー5位に浮上。上場初日に29%上昇し、11日の終値は前日比22%高となり、時価総額はゼネラル・モーターズ(GM)を超えた。

  イートロのグローバル市場ストラテジスト、ベン・ライドラー氏は、EVメーカーの ルーシッド・モーターズ(LCID)と共に「次のテスラ」になることを目指すレースが展開されているとリポートで指摘した。

  データトレック・リサーチの共同創業者、ニコラス・コーラス氏は、「EV分野でこれまでテスラしか保有していなかった機関投資家にとってリビアンの評価額は同社株を妥当な選択肢にした」と述べ、IPOを受けて「古い」銘柄を売り、「新しい」銘柄に置き換える投資家もいると付け加えた。

 

 

©2021 Bloomberg L.P.