(ブルームバーグ): 12日の米株式相場は上昇。インフレ圧力を巡って市場全体に懸念がくすぶり続ける中、テクノロジーや通信サービス銘柄が堅調だった。

  S&P500種株価指数は続伸。ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)が高い。2社への会社分割を発表した。一方、ローズタウン・モーターズは下落。生産の遅れを明らかにした。

米J&Jが2社に分割へ、コンシューマー部門と医薬品に 

  S&P500種は前日比0.7%高の4682.85。ダウ工業株30種平均は179.08ドル(0.5%)高の36100.31ドル。ナスダック総合指数は1%上昇。

  ソーファイの投資戦略責任者、リズ・ヤン氏は「揺るぎない楽観の局面にあるかのようだ」と指摘。「要するに、楽観的な時ということだ。横ばい状態のような1週間となっている場合、金曜日に上昇することはそれほどあり得ないことではない」と述べた。

  米国債相場は長期債中心に下落。ニューヨーク時間午後4時18分現在、10年債利回りは2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の1.57%。30年債利回りは4bp上昇の1.94%。

  外国為替市場ではドル指数が低下し、週間での上げ幅を縮小した。株式相場の上昇などが背景。 11月の米ミシガン大学消費者マインド指数(速報値)は予想に反して低下し、10年ぶり低水準となった。

  ニューヨーク時間午後4時20分現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.2%低下。ドルは対円で0.1%安の1ドル=113円90銭。ユーロは対ドルで0.1%安の1ユーロ=1.1444ドル。

  ニューヨーク原油先物相場は反落。米政府が戦略石油備蓄(SPR)を放出するかどうかについて、ホワイトハウスのサキ報道官は言明を避けたため、原油先物は終盤にかけて下げ幅を縮小した。米政府がエネルギー高騰抑制策を講じるかどうかが注目される中、原油先物は週間ベースでは3月以来で最長の3週連続安となっている。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物12月限は、前日比80セント(1%)安い1バレル=80.79ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント1月限は70セント下げて82.17ドル。

  ニューヨーク金先物相場は7日続伸。米国の消費者物価が30年ぶりの上昇率となった衝撃が続き、週間ベースでは少なくとも6カ月ぶりの大幅高となった。

  消費者物価指数(CPI)の上昇基調は来年も続き、金の需要はさらに強まると指摘するアナリストもいる。

  ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は、前日比0.3%高の1オンス=1868.50ドルで終了した。週間では2.9%上昇。

Long-End Treasuries Fall, Steepening the Curve; Stocks Advance

Greenback Trims Weekly Gain as Shares Advance: Inside G-10

Oil Posts Longest Run of Weekly Losses Since March Amid SPR Talk(抜粋)

Gold On Track for Best Week Since May as Inflation Worries Grow(抜粋)

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