(ブルームバーグ): 暗号資産(仮想通貨)ビットコインは過去2週間弱に20%近く下落し、極度に高いボラティリティーが仮想通貨投資の特徴であることをあらためて示した。

  ただ、こうした大幅な値動きがあると警戒が高まる伝統的な市場とは対照的に、ビットコインの世界では強気な見方は変わっていない。19日の取引では一時3.4%安の5万5663ドルを付ける場面もあったが、その後は上昇に転じた。

  ジェネシス・グローバル・トレーディングで市場インサイツの責任者を務めるノエル・アチソン氏は「今回の調整は強気相場における自然な上昇一服、あるいは健全なレバレッジ解消のようなものだ」と指摘。「一方で、一般での認識は継続的に広がっており、普及が拡大し、市場インフラの開発も進み、ソフトアップグレードは先行きビットコイン利用がさらに一段と進む土台を作る」と述べた。

  10月に40%急伸したあとの急落は正常な動きだと指摘するアナリストがいる一方、仮想通貨投資家に不利になるとみられている中国の仮想通貨締め付けや米国の新たな税務報告規則はセンチメントの悪化につながっている。

  ハリス・ファイナンシャル・グループのファイナンシャルアドバイザー兼マネジング・パートナー、ジェイミー・コックス氏は「ビットコインが冬の時代にあった2016−17年、ビットコインの逆風となったのは金利上昇と金融システムでの流動性枯渇だった」と述べた。

Bitcoin’s Recent Drop Shows Acute Volatility Remains a Hallmark(抜粋)

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