(ブルームバーグ):

「パンデミックの勝ち組銘柄」の代表格とされる米ズーム・ビデオ・コミュニケーションズが、輝きをさらに失いつつある。

  23日の米株式市場でズーム株は一時19%下落し、昨年5月末以来の安値を付けた。8−10月(第3四半期)決算ではオフィスや学校の再開が進む中で事業の伸び減速が明らかになり、同じくロックダウンの勝ち組とされたペロトン・インタラクティブ、テラドック・ヘルスと同様の相場展開となった。

  現時点でのこの日の下げを含めると、ズームの時価総額は昨年10月のピーク時に比べ1000億ドル(約11兆5000億円)以上減少した。それでも2019年の上場時からの上昇率は依然400%を超えている。

ズーム株、時間外で下落−8〜10月決算良好も大口顧客数の伸び鈍化  

 

  ズーム、ペロトンとも新型コロナウイルス対策としての行動制限が解除されるのに伴い、パンデミック開始以降の上昇分の多くを失った。遠隔医療サービスを提供するテラドックは株価が昨年3月以来の水準に下げるなど、事態はさらにひどく、パンデミックの巣ごもり需要の追い風がやみつつあることが示唆される。

  これら高成長企業はまた、債券利回りの上昇が重しになる可能性もある。利回り上昇で将来利益の現在価値が目減りする傾向があるからだ。こうした要因がナスダック100指数を圧迫し、同指数は22日の1.2%安に続き23日も一時1.5%安となった。

 

Zoom Set to Lose $100 Billion From Peak as Pandemic Gains Fade(抜粋)

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