(ブルームバーグ): 欧州中央銀行(ECB)の政策委員会メンバー、オーストリア中央銀行のホルツマン総裁は総額1兆8500億ユーロ(約240兆円)のパンデミック緊急購入プログラム(PEPP)について、来年3月に純購入を終えた後に完全に打ち切るのではなく、「待機」とすることを決定する可能性があると語った。

  ホルツマン氏はウィーンで開いた記者会見で、「経済的な衝撃が起き、必要となる場合に備えてPEPPが持つ柔軟性の利点を残しておく」ためだと説明。経済的なショックの発生は「間違いなくあり得るが、予期しているわけではない」と続けた。

  ECBが従来型の政策手段に軸足を移した後も、危機対応で導入した措置の汎用(はんよう)性を保持するのかどうかが議論を呼んでいる。ホルツマン氏は、新型コロナウイルスの感染拡大期に市場の沈静化を助けた追加的な柔軟性が将来の景気後退局面で引き続き必要になるかもしれないとの認識を示した。

 

ECB’s Holzmann Says Pandemic Buying May Be Put on Hold Next Year(抜粋)

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