(ブルームバーグ): 中国の地方政府が不動産業界の資金不足への対応を始めた。四川省の省都、成都は、不動産開発会社の流動性を強化する一連の措置を打ち出した。

  成都の住宅当局は24日遅くに出した声明で、住宅販売と不動産ローンの承認を加速するとともに、不動産開発会社が予約販売で確保した資金の使途に関する規制を緩和すると発表した。

  流動性危機に陥っている不動産開発大手、中国恒大集団の株価は25日の香港株式市場で一時6.1%上昇した。

  易居研究院(上海)の厳躍進リサーチディレクターは「明確な公式声明で不動産関連ローンのペースアップを求めた最初の都市が成都だ」と述べ、「銀行に住宅ローンの迅速化を促す新たな取り組みが他にも示されるかもしれない」と述べた。

  公式統計によれば、成都の新築住宅価格は10月に前月比で0.6%下落し、4年半で最大の値下がりを記録した。

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