(ブルームバーグ): イングランド銀行(英中央銀行)のベイリー総裁は25日、中米エルサルバドルが暗号資産(仮想通貨)ビットコインを法定通貨に採用したことについて、消費者がボラティリティーで恐らく苦境に陥るだろうとして懸念を示した。

  ケンブリッジ大学の学生会館で行われた質疑応答で同総裁はビットコインについて、「国の通貨として採用されることは心配だ」とした上で、「何より懸念されるのはエルサルバドル市民が保有するビットコインの性質やボラティリティーを理解するかだ」と述べた。

エルサルバドルの「実験」に世界が注目−ビットコインを法定通貨化

  英中銀はオンライン決済を円滑にし技術に見合う安全な現金保有手段を確保するため、自国のデジタル通貨制度を創設するかどうか検討している。

  ベイリー総裁は「デジタル通貨を支持する強い論拠はあるが、特に決済に利用される場合には安定が必要だとわれわれは考えている。それは暗号資産には当てはまらない」と述べた。

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