(ブルームバーグ): マカオのカジノ業界に対する締め付けが再び激しくなっている。カジノに上客を案内するいわゆる「ジャンケット」事業を手掛けるトップ企業の最高経営責任者(CEO)が逮捕された。

  太陽城集団(サンシティー・グループ・ホールディングス)の周焯華CEO逮捕を受け、29日の香港株式市場でウィン・マカオ(永利澳門)の株価は一時10%余り下落。サンズ・チャイナ(金沙中国)とギャラクシー・エンターテインメント・グループ(銀河娯楽)も大きく下げた。

中国、マカオのカジノ規制強化へ−利益分配で「政府の許可」必要にも

  マカオのカジノ業界におけるいわゆるVIP顧客の重要性は低下しており、シティグループによれば2019年利益の15%を占めるにすぎなかったが、投資家やアナリストが同業界に対して強気に転じつつあるタイミングで周CEOが逮捕された。

  カジノ大手6社から成るブルームバーグの指数は今月、強気相場入り。クレディ・スイス・グループとJPモルガン・チェースは最近、同業界の投資判断を引き上げていた。

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