(ブルームバーグ): 新型コロナウイルスのオミクロン変異株が最初に特定された南アフリカ共和国では1日当たりの新規感染者が8515人と、前日から44%減少し、今月6日以来の少なさとなった。その一方で入院者数と死者数は急増した。

  シンガポール保健省は20日遅く、オミクロン株で国内初のクラスター(感染者集団)と疑われる感染例を公表した。特定のジムとつながりのある感染者3人のグループだという。

シンガポールでオミクロン株クラスターか−渡航歴なし、感染増見込む

  オミクロン株が米国で解析された全ての新型コロナ感染症例に占める割合は73%となり、先週の3%前後から大きく上昇した。最新の米疾病対策センター(CDC)の推計で明らかになった。

オミクロン株が米で主流に、新型コロナ感染症例の73%占める−CDC

  ホワイトハウスのサキ報道官は20日、バイデン大統領が新型コロナ検査で陰性だったことを明らかにした。17日に大統領の周辺で約30分を過ごしたスタッフが20日に陽性と判断された後で検査を受けたという。

米大統領は新型コロナ陰性−濃厚接触のスタッフが陽性と判定後に

  ニュージーランドはオミクロン株のリスクを考慮し、国境の段階的な解放計画を2月末まで先送りする。一方、オーストラリアのモリソン首相は感染者が急増する中でもロックダウン(都市封鎖)を再導入することはないとの考えをあらためて示した。

  上海交通大学医学院の研究者による新たな調査研究の査読前の発表によると、中国医薬集団(シノファーム)の新型コロナワクチンのブースター(追加免疫)接種では、オミクロン株に対する中和抗体のレベルは既存株と比べて大幅に低かった。

  米銀バンク・オブ・アメリカ(BofA)はオフィス勤務を予定しているニューヨーク在勤の従業員に対し、ホリデーシーズンの数週間は在宅勤務が可能だと通知した。ウォール街は新型コロナ感染拡大の新たな波への対応を迫られている。

BofA、ホリデー期間は在宅勤務が可能とNY従業員に通知−関係者

  世界経済フォーラム(WEF)は、来年1月にスイスのダボスで開催予定だった年次総会を延期すると発表した。新型コロナウイルスの感染が同国および世界で再び広がる中、2年連続で少なくともスイスでの1月開催を見送る。

ダボス会議を延期、オミクロン変異株の感染急拡大で−WEF

  ロンドンで新型コロナ感染による入院者数が1819人と、1週間前(1360人)に比べて33.8%増えたことが最新データで明らかになった。オミクロン変異株がまん延する英国内でも、特にロンドンは感染状況が深刻化している。

  英国全体の新規感染者数は9万1743人。先週17日には過去最多の9万3045人を記録していた。

  クリスマスが近づく中で新型コロナ対策の新たな制限措置を講じるべきかどうかを巡り、ジョンソン英内閣における議論が膠着(こうちゃく)状態に陥っている。政権に助言する専門家がすぐに制限を強化すべきだと主張しているのに対し、与党内からは市民生活に対する不合理で不必要な干渉になると反対する声が上がっている。

  英紙タイムズ・オブ・ロンドンは、首相がクリスマス前にコロナ対策の追加規制措置を講じる公算は小さいと、事情に詳しい関係者を引用して報じた。

  米モデルナの新型コロナワクチンは3回目の投与によりオミクロン変異株に対する抗体レベルが上昇したと、同社が発表した。同社はオミクロン株に特化したワクチンの開発も進めている。

モデルナのブースター、オミクロン変異株に対する抗体を37倍増加

  米ノババックスが開発した新型コロナワクチンに対し、欧州医薬品庁(EMA)が条件付き承認を勧告した。組み換えタンパクワクチンと呼ばれる種類で、この種が承認されれば欧州初となる。

ノババックスの新型コロナワクチン、EU当局が条件付き承認を勧告

  米国の首都ワシントンでは、屋内でのマスク着用が21日から再び義務付けられる。ワクチン接種の有無や回数などにかかわらず適用され、期間は現地時間1月31日午前6時まで。

  米メリーランド州のホーガン知事はコロナ検査で陽性反応が出た。知事はワクチンのブースター(追加免疫)接種も済ませていたとしている。

  新型コロナに感染した南アフリカ共和国のラマポーザ大統領が自主隔離を終えて復帰した。大統領府によると、22日に年内最後の閣議を主宰する。

  米ジョンズ・ホプキンズ大学とブルームバーグの集計データによると、世界の新型コロナ感染者数は2億7545万人、死者数は536万人をそれぞれ上回った。ブルームバーグのワクチントラッカーによれば、世界のワクチン接種は計87億5000万回を超えた。

(南アやシンガポールなどの情報を追加して更新します)

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