(ブルームバーグ): 電気自動車(EV)メーカー、米テスラがレンタカー会社ハーツ・グローバル・ホールディングスから10万台を受注したことが10月に明らかになった後、テスラ株は大きく値上がりした。

  しかし、今やその35%の上昇分は全て失われた。テスラ株は20日に3.5%安の899.94ドルで終了。ハーツによる42億ドル(約4770億円)相当の発注が発表された10月25日の前営業日終値を下回った。

  11月4日に上場来高値を付けたテスラ株は、12月に入ってから21%下落しており、このままいけば月間ベースで新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)に伴い株価が急落した2020年3月以来の下落率となる。

  ハーツからの受注を好感してテスラ株は急伸し、一時は時価総額が1兆ドル台に押し上げられていた。しかし、イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が自社株の一部売却を開始した後、上昇はすぐに揺らぎ始めた。同社の現在の時価総額は約9040億ドル。

  20日の米株式市場では幅広い相場下落がテスラ株の重しとなった。マンチン上院議員がバイデン政権の税制・支出法案に不支持を表明したことを受け、太陽光エネルギー会社や他のEVメーカーなど再生可能エネルギー関連会社の株価も値下がりした。

Tesla Loses All Gains From 35% Rally Stoked by Hertz EV Deal (2)(抜粋)

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