(ブルームバーグ): トヨタ自動車は24日、11月のグループ全体の世界生産台数が前年同月比2.8%増の96万5455台だったと発表した。月次生産の前年超えは4カ月ぶり。コロナ禍や半導体不足などの影響が残る中、日産自動車やホンダなど国内5社の生産は前年割れとなった。

  トヨタの発表資料によると、トヨタ単体の生産は同0.8%減の82万1329台だった。生産はほぼ前年並みの水準まで回復したものの、トヨタが10月時点で掲げていた85万−90万台の生産目標には届かなかった。

  日産の11月生産は半導体不足の影響で前年同月比20%減の約32万台と、10月に続く2桁減となった。ホンダの生産も半導体供給不足や新型コロナ感染拡大の影響で同19%減の約37万台だった。

  新型コロナウイルスの感染拡大などに伴う部品サプライチェーン(供給網)の混乱で多くの自動車メーカーは夏以降、大幅な減産を余儀なくされてきた。自動車各社は挽回生産を目指すが、東南アジアのコロナ再拡大などによりトヨタやホンダなどが一部工場の稼働停止に追い込まれるなど、先行きには再び不透明感が増している。

  英調査会社IHSマークイットによると、2021年のライトビークル(乗用車、小型商用車)生産は前年比わずか1.2%増の7550万台となる見込み。22年生産は前年比9%増の8230万台となると予測しており、半導体供給が引き続き鍵を握ることになるという。

国内自動車メーカー7社の11月の生産と販売台数

※括弧内は前年同月比

 

 

 

(他社の情報を追加して更新します)

©2021 Bloomberg L.P.