(ブルームバーグ): 中国企業は10−12月(第4四半期)に投資を縮小し、借り入れにも消極的だったことが、チャイナ・ベージュブック・インターナショナル(CBBI)が29日公表したリポートで明らかになった。中小企業の資金調達コストは好ましい政策措置にもかかわらず急上昇している。

  リポートによると、借り入れが7−9月(第3四半期)から増えたセクターは小売りと製造業だけで、サービス業全般にわたって伸びが鈍化した。

  さらに、中小企業と大企業の貸出金利の差は2.73ポイントと、2012年の調査開始後で最大となり、中小企業の負担が相対的に増えていることも示された。

  CBBIのリーランド・ミラー最高経営責任者(CEO)は中国共産党の最高指導部を決める22年秋の党大会に触れ、「『22年の一段の政策緩和』をどれほど控えめに見積もっても、効果的なのは間違いない。ただ、21年が終始一貫してどれほどタイトだったかを考えると、今から1年後の中国経済を占う手掛かりにはほとんどならない」とコメントした。

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  今回の調査は中国当局による刺激策拡大の約束が投資と成長モメンタムの著しい改善につながるとの期待の高まりに疑問を投げ掛けているとCBBIは指摘した。調査は10−12月に4104社への聞き取り調査の形で実施された。

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