(ブルームバーグ): ヘッジファンド運営会社ブリッジウォーター・アソシエーツが、同社経営における取締役会の影響力強化を進めている。1983年に創業したレイ・ダリオ氏が自らの支配力を希薄化させることに本気で取り組んでいることがあらためて示された。

  ダリオ氏(72)が最高経営責任者(CEO)を2017年に退いてから、同社にはやや非公式な経営監視グループがあったが、これに替わる取締役会が設置され、3人の社外取締役が21年に加わった。12人で構成するこの会は、6月に加わったXLグループ元CEOのマイク・マクガビック氏のほか、エトナ元CEOのマーク・ベルトリー二氏が率いている。

  同取締役会についてダリオ氏は12月28日付の従業員向け書簡で、「ブリッジウォーターの事実上の経営・監督に携わる人たちで構成する偉大で安定したチームにリーダーシップと責任を移管していく上で、新たな重要な一歩だ」と説明した。同社ウェブサイトに掲載された書簡の差出人にはボブ・プリンス、グレッグ・ジェンセン両共同最高投資責任者(CIO)が含まれている。

 

  ブリッジウォーターの旗艦ヘッジファンドのパフォーマンスも悩みの種だ。他のマクロファンド同様、ピュア・アルファIIは昨年11月までの10年間の成績が年率プラス1.6%と低迷。ただ、12月は回復し、同月29日まででプラス7.8%と、年間ベースで18年以来の好成績となったもようだ。

ブリッジウォーター旗艦ファンド、12月プラス7.8%−年間も好成績か

 

Bridgewater Boosts Board’s Clout for Life After Dalio, McCormick(抜粋)

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