(ブルームバーグ): 大発会の東京株式相場は大幅に反発。日経平均株価の上げ幅は500円を超えた。今年の世界景気も回復が続くとの期待が強まり、年初の取引でストックス欧州600指数や米S&P500種指数が最高値を更新。リスク資産に資金が向かった。外国為替市場の円相場は対ドルで一時115円80銭台と5年ぶりの円安水準に進み、自動車などの輸出関連が値上がりした。主要国の長期金利が上昇し、銀行や保険、証券といった金融株にも買いが入った。

市場関係者の見方

楽天証券経済研究所の土信田雅之シニアマーケットアナリスト

米国株の上昇の流れに乗り、日経平均は2万9000円台を回復した。自動車株の上昇は収益を膨らませる円安が追い風になった。トヨタには車載の基本ソフト実用化が伝わり将来的な業績への貢献を期待した買いが先行した新型コロナの治療薬開発などが進んでおり、海運などの経済再開銘柄にも買いが入った米長期金利が上昇しているが、今のところは株安につながる不安感はない。ただ米金融政策がタカ派にかじを切り、金融相場は終わる方向だ。業績相場にスムーズに移行できるかが今後の焦点だ

東証33業種

背景

【米国市況】株は最高値更新で2022年スタート、国債下落−原油高い【欧州市況】株は初日に最高値更新−ユーロ圏国債下落、米国債につれ米10年債利回り1.6%台に急伸、年初としては09年以来最悪のスタートドル・円、5年ぶり高値更新−米早期利上げ観測くすぶるなか買い先行

 

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