(ブルームバーグ): 米供給管理協会(ISM)が発表した昨年12月の製造業総合景況指数は前月から低下し、市場予想も下回った。入荷遅延と仕入れ価格の指数がそれぞれ低下したことを反映した。

  入荷遅延と仕入れ価格の指数はなお高い水準だが、いずれも約1年ぶりの水準に低下した。

  入荷遅延の改善や投入価格の低下は通常、需要の軟化を示唆するが、今回の指数低下は生産能力の制約が緩み始めていることを示している。資材不足や人材確保の困難、輸送ボトルネックを要因にこれまで需要に応じるのに苦戦してきた製造業者にとって、歓迎すべき進展だ。

  雇用指数は8カ月ぶりの高水準となったほか、新規受注は小幅低下ながらも60.4と健全な水準を維持した。

  ISM製造業調査委員会のティモシー・フィオレ会長は発表文で、「米製造業セクターは依然として需要主導、かつサプライチェーンの制約を受けた環境にある」と指摘。「労働者の欠勤や部品不足による短期的な生産停止、従業員の離職、国外のサプライチェーン問題といった新型コロナウイルス禍に関連した世界的な問題は引き続き製造業に影響を及ぼしている」と記した。

  12月は15の業種が活動拡大を報告。衣料品や家具、繊維の伸びが目立った。

  生産指数は59.2と昨年7月以来の水準に低下したが、なお堅調な水準だ。

  統計の詳細は表をご覧ください。

U.S. Manufacturing Gauge Falls While Price Pressures Ease(抜粋)

(統計の詳細を追加して更新します)

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