(ブルームバーグ): 中国の不動産開発会社2社が中間配当の支払いを数カ月先送りする。多額の債務を抱え、資金調達の選択肢が限られる同セクターの企業が打ち出した新たな一手だ。

  中梁控股集団と大発地産集団はいずれも4日の香港証券取引所への届け出で、現金を温存するため配当支払いを延期すると明らかにした。

  中梁の届け出によると、当初今月25日に予定していた支払いを8月末ごろに行う。届け出に基づくブルームバーグの推計では、中梁は約6億5900万香港ドル(約98億円)を支払う必要がある。不動産調査会社の中国房産信息集団(CRIC)によれば、中梁(本社上海)は契約販売で中国26位の不動産開発会社。

  中梁は届け出で「不利な市場環境」に言及し、「中国不動産セクターの不安が続く状況を考えれば、流動性を確保するためより多くの現金を保持することが賢明で慎重かつ責任ある対応と考える」と説明した。

  CRICのデータで業界82位の大発は、今月予定していた中間配当を4月6日ごろに行うと発表。ブルームバーグの推計では、配当総額は約3970万元(約7億2000万円)。

  ブルームバーグがまとめたデータによると、中梁と大発は今月、それぞれ2億3210万ドル(約269億円)と2億1590万ドルのドル建て債の利払い・償還期限を迎える。

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