(ブルームバーグ): 米ファイザーと独ビオンテックが共同開発した新型コロナウイルスワクチンのブースター(追加免疫)接種について、米疾病対策センター(CDC)の諮問委員会は5日、2度目の接種から最低5カ月経過した12−17歳に対象を拡大するよう勧告することを賛成多数で決めた。この勧告はCDCのワレンスキー所長の承認を経て公式に採用される。学校での対面授業継続に向けた重要な一歩となる。

  米国の病院はオミクロン変異株の感染拡大に伴い、この1年で最も深刻な人手不足に見舞われている。米厚生省のデータによると、深刻な人手不足を報告した病院の割合は約20%と、2020年12月28日以来の多さとなった。7日間平均は18%と、21年1月11日以来最多。

米病院の2割が深刻な人手不足−オミクロン株感染拡大の影響波及

  米音楽界の祭典、グラミー賞の授賞式が2年連続で延期となった。これまでは1月31日に予定されていた。レコーディング・アカデミーとCBSの発表資料によると、新たな日程は近く発表される予定。

  「アイビーリーグ」と称される米東部の名門私立大学の一部がコロナ対策を強化した。ニュージャージー州にあるプリンストン大学は休暇明けにキャンパスに戻った学部生について、特殊な事情がある場合を除き、個人的理由でマーサー郡およびプレーンズボロ・タウンシップの外に移動することを禁じる。エール大学はキャンパス全体で、コロナ陰性証明を提出するまでの自己隔離を義務付ける方針を明らかにした。

  イタリア政府は50歳以上を対象にコロナワクチン接種を義務付ける方針を承認した。未接種者の行動範囲はさらに狭まることになる。

  世界的に有名なブラジル・リオデジャネイロのカーニバルの街頭パレードが2年連続で中止となった。同市は新たなコロナ感染拡大局面にある。

  シンガポールでは感染拡大ペースを示す週間指標が約2カ月ぶりの高水準となった。イスラエルとスイスでは1日当たりの感染者数が過去最多を記録。フィリピンではコロナ検査でほぼ3人に1人が陽性となっている。

  シンガポール政府はオミクロン株感染拡大の抑制を目指し、コロナワクチンのブースター接種について新方針を表明。2回目接種から270日以内にブースター接種を受けなければ「接種済み」と見なされなくなる。18歳以上を対象に2月14日から実施する。 

  香港当局は厳格なコロナ対策を約1年ぶりに講じる。午後6時からの店内飲食を7日から禁止するとともに、バーやジムなど一部施設の休業や大規模イベントの中止に踏み切る。また8日から2週間にわたり、米国と英国、オーストラリア、カナダ、フランス、インド、パキスタン、フィリピン8カ国からの空の便の乗り入れを全面停止する。

香港が米英8カ国から乗り入れ停止へ、バーやジムも閉鎖−変異株対応

  英政府はイングランドでコロナ検査のルールを一時的に緩め、検査能力全体の引き上げを図る。簡易検査キットで陽性となった人が再度PCR検査を受けて結果を確認する必要はないとした。

  ジョンズ・ホプキンズ大学とブルームバーグの集計データによると、世界の新型コロナ感染者数は2億9730万人、死者数は546万人をそれぞれ上回った。ブルームバーグのワクチントラッカーによれば、世界のワクチン接種は計92億9000万回を超えた。

Rio Scraps Carnival Parades; H.K. Bans Flights: Virus Update(抜粋)

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