(ブルームバーグ): 暗号資産(仮想通貨)ビットコインの価格がアジア時間6日午前の取引で、昨年12月初めの週末に起きたフラッシュクラッシュ以来で最も安い水準まで続落した。金利上昇観測が高まり、過去数年パフォーマンスが目覚ましい資産の価格に下押し圧力がかかった。

  ビットコインはニューヨーク時間5日の取引で約6%安となった後、アジア時間に入って4万3000ドルを割り込み、一時約4万2505ドルの安値を付けた。この水準まで下げるのは、昨年12月4日に約4万2296ドルを記録して以来となる。

  その後は日本時間6日正午までに4万3000ドル台を回復して取引された。新型コロナウイルス危機に対応する刺激策導入を背景に2019年末以降約500%上昇していた。

  他の暗号資産もイーサが昨年10月13日以降で最も安くなり、バイナンスコインも昨年10月の水準まで値下がりした。

  ニューヨーク時間には、イーサやライトコイン、ビットコインキャッシュ、イオス(EOS)で構成するブルームバーグ・ギャラクシー・クリプト指数が約5%下落。ユニスワップとアーベ(Aave)を含む分散型金融(DeFi、ディーファイ)アプリケーションのトークンも下げた。

  CIBCプライベート・ウェルス・マネジメントのデービッド・ドナベディアン最高投資責任者(CIO)は「投機的投資であり、ボラティリティーは今後も常にあるだろう」と指摘した。

  FRNTファイナンシャルのステファン・ウーレット最高経営責任者(CEO)はこの日公表された昨年12月の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨に関連し、「米連邦準備制度はタカ派的だ。暗号資産の無条件反射的な反応は、インフレを巡る長期トレンド、価値の保存などにかかわらず、暗号資産を専らリスク資産として捉える傾向を示す」と分析した。

 

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