(ブルームバーグ): ドイツのオンライン決済会社ワイヤーカードが経営破綻する数年前から同社の不正を指摘していた空売り投資家のフレーザー・ペーリング氏は、電気自動車(EV)メーカー、米テスラの時価総額が現実的な水準に下がると予想している。

  バイスロイ・リサーチ創業者のペーリング氏は5日、テスラ株とトヨタ自動車および独フォルクスワーゲン(VW)株価の間に「混乱」があるとツイートした。

  昨年はテスラ車1台の納車に対して、トヨタとVWは10台もしくは11台程度を販売したが、イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)率いるテスラの時価総額は1兆1500億ドル(約133兆円)と、トヨタ、VW両社合わせた時価総額の2倍を超える。

  ペーリング氏は電話インタビューで、「私は過大評価というだけで空売りすることは決してないが、ある企業のばかげたバリュエーションを正当化する全くのナンセンスがあるか否かが問題だ」述べ、「控えめに言っても、この会社は少なくとも10倍過大評価されていると思う」と話した。

  ペーリング氏はワイヤーカードの経営陣と取締役がマネーロンダリング(資金洗浄)などに関与していると分析した2016年のリポートに関わったチームの一員。

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