(ブルームバーグ): 商品トレーダーのピエール・アンデュラン氏は2021年も好調な成績を収め、同氏が運用するヘッジファンドの1本は87%のリターンを上げた。事情に詳しい関係者2人が明らかにした。

  アンデュラン・コモディティーズ・ディスクレショナリー・エンハンスト・ファンドは、2020年にプラス154%の成績を記録していた。関係者によれば、アンデュラン・コモディティーズ・ファンドの21年リターンは36%、7月に組成されたアンデュラン・クライメート・アンド・エナジー・トランジション・ファンドは同28%だった。

  アンデュラン・キャピタル・マネジメントの広報担当者はコメントを控えた。同社はロンドンとマルタにオフィスを構え、約9億5000万ドル(約1100億円)の資産を運用する。

  アンデュラン氏(44)はエネルギー価格急騰の追い風を受けた。同氏は昨年、世界的な脱炭素化の動きに支えられ、商品が強気市場入りしつつあると述べていた。同氏の投資会社は排出権先物へのエクスポージャーによる恩恵を受けたほか、これまで天然ガスや欧州の電力価格、原油に強気な見方を示してきた。

  ヘッジファンド・リサーチ(HFR)によると、商品に特化したファンドの指数は2021年に24%上昇した。

  ロンドンに本社を置くウェストベック・キャピタル・マネジメントでも、昨年はエナジー・オポチュニティー・ファンドにとって好調な1年だった。12月のリターンがプラス4.2%となり、年間のリターンは107%に拡大した。ブルームバーグが投資家向けの書簡を確認した。

  ウェストベックの広報担当者は同リターンを確認した。

Pierre Andurand’s Hedge Fund Soars on Back of Commodities Rally(抜粋)

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