(ブルームバーグ): 東京株式相場は3日続落。米S&P500種株価指数が5営業日連続で下落し、リスクを回避する売りが広がった。米雇用統計は労働市場の急速な改善を示し、同国で金融引き締め観測が強まった。米長期金利が約2年ぶりに1.8%に一時上昇したため、割高感の出やすい電機や精密機器などの成長株に売りが出た。半面、銀行や保険といった金融株は商いを伴って上昇。午後に国内の長期金利も上昇したのが追い風になった。割安株で構成するTOPIXバリュー指数が上昇し、相場を支えた。

市場関係者の見方

第一生命経済研究所の藤代宏一主任エコノミスト

米金融引き締めの前倒し観測が強まっており、キーエンスや日本電産など株価収益率(PER)の高い銘柄に売りが出た米金融引き締めの警戒感が残る中で成長銘柄には買いを入れにくく、日本の株価指数は上値の重い展開が続くだろうただ米長期金利が1.8%まで上昇したのは正常な水準。米政策金利が2%近くまで利上げが続くと意識されているもので、年末の1.4%台は違和感があった

東証33業種

背景

米雇用統計:失業率3.9%に低下、賃金急増−利上げ圧力強まる 米利上げ、3月開始の見方が急速に強まる−JPモルガンなど予想変更水際対策を2月末まで維持、自衛隊の大規模接種も−岸田首相ドル・円相場は1ドル=115円台前半で推移、前営業日の日本株終値時点は115円91銭

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