(ブルームバーグ): 全豪オープン出場を目指すセルビアのノバク・ジョコビッチ選手が新型コロナウイルスワクチン未接種を理由にオーストラリア当局から入国を拒否された問題が法廷での対立に至ったことは、渡航の際のワクチン要件に関する「規則のより明確な理解とコミュニケーション、適用」の必要性を浮き彫りにしている。男子プロテニス協会(ATP)が10日の発表文でそうした見解を明らかにした。

  ATPはジョコビッチ選手が医学的理由によるワクチン接種の免除が認められたと考えてメルボルンを訪れたのは「明らか」だとして、豪当局による同選手の査証(ビザ)取り消しを無効とする裁判所の判断を歓迎すると表明した。

  その上で、「10日の裁判所の審理に至る一連のイベントは、ジョコビッチ選手のウェルビーイングと全豪オープンに向けた準備を含むあらゆる面で打撃となっている」と指摘。ATPはツアーに参加する全ての選手にワクチン接種を受けるよう引き続き勧めていると説明した。

  豪州では、成人の90%余りがワクチン接種を完了している。

ジョコビッチ選手のビザ取り消し無効、入国認める−全豪出場に道

 

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