(ブルームバーグ): 東京株式相場は大幅高となり4営業日ぶりに反発。日経平均株価の上げ幅は500円を超えた。米国で連邦準備制度理事会(FRB)議長の再任指名承認公聴会が終了した後にS&P500種指数が6営業日ぶりに上昇し、金融引き締めへの警戒感が和らいだ。パウエル議長はインフレ抑制に向けた強い姿勢を示した一方で、金融政策については詳細な道筋を示さなかった。米長期金利の上昇が一服し、半導体関連を含む電機株の上げが目立った。東証1部銘柄のうち88%が値を上げた。

市場関係者の見方

SBI証券の鈴木英之投資情報部長

パウエルFRB議長は公聴会で市場の想定を超えるタカ派的な発言がなく、日本株でも買い安心感が広がった。前日までの株安で前のめり気味に早期の米金融引き締めを織り込んでいただけに反動が出やすかった急上昇していた米長期金利が落ち着き、きょうは日経平均型のグロース(成長)銘柄の反発が目立った景気の改善を背景に業績期待が高まっているため、きょうの反発基調は持続するのではないか。企業決算の発表がこれから本格化する中で、市場のテーマは金利から企業業績へ移行するだろう

東証33業種

背景

パウエル議長、FRBはインフレ抑制と景気拡大持続に取り組む3月利上げ求める声、米金融当局者で高まる−メスター総裁らも支持中国、インフレ圧力和らぐ−12月の生産者、消費者物価上昇鈍化ソフトバンクG株1カ月ぶり高値、1兆円自社株買いの進捗は1割未満11日のニューヨーク原油先物は3.8%高の1バレル=81.22ドル

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