(ブルームバーグ): みずほフィナンシャルグループ(FG)は、今春退任する佐藤康博会長(69)の後任に、今井誠司副社長(59)を充てる方向で調整している。事情に詳しい関係者が13日明らかにした。傘下のみずほ銀行も含めた主要な首脳ポストを設立母体の旧3行で分け合う形となる。

  みずほは一連のシステム障害を受け辞任する坂井辰史社長(62)の後任に木原正裕執行役(56)を昇格させる人事を固めている。木原氏は旧日本興業銀行出身。次期会長には旧第一勧業銀行出身の今井氏を起用する方向となった。既にみずほ銀の藤原弘治頭取(60)の後任に昇格が内定している加藤勝彦副頭取(56)は旧富士銀行の出身だ。

  みずほはシステム障害の再発防止策などを盛り込んだ業務改善計画提出期限の17日に取締役会を開き坂井社長らの後任人事を決める予定。今井氏は86年入行で、メガバンクトップで初の平成(1989年)入行組となる見込みの木原氏らとともに経営首脳が若返ることになる。佐藤氏は18年4月から会長を務めていた。

  みずほFG広報担当の高木雄一郎氏は会長人事について「決まった事実はない」とコメントした。今井氏を会長に起用する方向で調整していることについては、朝日新聞などが先に報じていた。

●今井誠司(いまい・せいじ)氏:1986年京都大法学部卒、旧第一勧銀入行。みずほ銀でソウル支店長などを務めた。2020年にみずほFGで大企業向け取引の部門長となり、21年に取締役兼執行役副社長に就任した。

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