(ブルームバーグ): 東京株式相場は続落。米金融引き締めが早まることへの警戒感に加え、国内の長期金利が一時0.155%と約10カ月ぶり高水準を付けたため、バリュエーションの高い成長株から資金が流出。電機や機械株の下げが目立った。日本銀行が2%の物価目標達成前に利上げをする可能性が一部で報じられたことも不安を高めた。外国為替市場で1ドル=113円台後半まで円高に振れ、自動車など輸出関連株にも売りが広がった。

市場関係者の見方

SMBC日興証券の太田千尋投資情報部長

きょうは世界的な金利上昇観測を背景に成長株の先安観が強まり、先物の売りが勢い付いた米金融引き締めへの警戒に加え、日銀の利上げタイミングなどに関する報道や韓国中央銀行の利上げ発表により、日本を含むアジア株が下げた。日銀の金融緩和維持で安泰だと考えられていた日本株にとって報道は悪材料だこれから四半期の企業業績の発表が続き、成長株にも業績面で評価した見直し買いが入るだろうが、主要国の金融引き締めへの警戒感の方が強い。高バリュエーションの株を売り、バリュー(割安)株に資金を移す流れは変わらない

東証33業種

背景

日銀、2%の物価目標達成前に利上げの可能性−報道(英文)ブレイナードFRB理事、「強力な手段」活用へ−インフレ抑制でフィラデルフィア連銀総裁、3月利上げを予想−年内に3回か4回実施韓国が0.25ポイント利上げ、インフレ懸念強まる−債券先物下落 ドル・円相場は113円台後半まで下落、前日の日本株終値時点は114円56銭

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